「すてるデザイン」とは、2021年度より廃棄物の課題と真摯に向き合っている複数企業と多摩美術大学 TUBの共創プロジェクトです。本展では、多摩美術大学プロダクトデザイン専攻と統合デザイン学科の学生が参加したプロジェクトの中間成果である作品をご紹介します。
大量生産・大量消費・大量廃棄のリニアな社会では多くのモノが使い捨てられており、この流れを循環型に変えていくことが求められています。
本企画展では、多摩美術大学が協働企業と取り組む「すてるデザイン」から生まれた様々な再資源化の試みをご紹介します。
循環型への移行では、ボトルからボトルをつくるようなシステム構築はハードルが高く、まずステップとして目指すのは、ゴミとして廃棄する前にもう一度使う工夫を社会のアクションとして増やしていくことだと私達は考えます。廃棄された自転車のタイヤチューブを用いてつくられた犬型のドアストッパー。解体や修理することを前提にデザインされたスーツケース。ブックオフコーポレーションと取り組む廃棄されるCD/DVDを再生樹脂化した「CDプラ」など、ワクワクするような楽しさや美しさ、親しみやすさをデザインの力で創り、人々にこの問題に関心を持ってもらうことを、次世代を担う学生の人材育成プログラムに組み込んで行っています。
■ 本展ウェブサイト
https://tub.tamabi.ac.jp/news/3083/
■ 共創プロジェクト「すてるデザイン」について
https://tub.tamabi.ac.jp/projects/1265/
主 催:多摩美術⼤学 TUB、多摩美術⼤学プロダクトデザイン研究室Studio3
共 催:多摩美術大学統合デザイン研究室
協 力:伊藤忠リーテイルリンク株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社電通国際情報サービス、ブックオフコーポレーション株式会社、プラス株式会社、株式会社モノファクトリー、株式会社ロフト