荒廃した現在の日本の山林に手を入れ、豊かな森林資源を次代につなぐためには、山と都市の間に木と経済の循環を生み出すことが不可欠です。
昨年に引き続き、本企画展は、山と木と都市の現状に着目し、山と都市をつなぎ循環をもたらすデザインを通じて、2040年までに東京の暮らしを「WOOD LIVING」に変えてゆく方策を展望します。
JDPが丸の内3丁目で運営するデザインギャラリーGOOD DESIGN Marunouchiをはじめ、大手町・丸の内・八重洲地区で企画展・販売イベント・シンポジウムを展開。
会場ごとにテーマを設け、2040年の東京を心地よく創造力にあふれた「木の都市」にするための技術やアイデアを、 建築家やデザイナー、アーティスト、メーカー、ディベロッパー、建設会社、林業家等の活動の中に探ります。
加工性に優れる木は、つくる楽しみを知る上で最適の素材です。経年変化が楽しめ、繕いがきく一方、腐り朽ちることもありますが、見立てや仕立て次第でいかようにも使え、気を使って繕えば千年ももつ、愛用素材にして万能素材です。暮らしの中でより木を使い、森を健全に保っていくために、改めて日本の木の魅力に目を向けます。
展 示:檜創建株式会社(O-Bath F1500、炉寓)/グループ モノ・モノ(杉でつくる家具)/コイヤ協議会(KOIYA)/山のダイゴミプロジェクト(山のダイゴミ)/ろくろ舎(Timber Pot)
「木を愛でる」展示協力:家具作事 真吉/一般社団法人吉野と暮らす会/井上岳一/若杉浩一
→ 詳細はこちら
左)炉寓(檜創建株式会社) 中)杉でつくる家具(グループ モノ・モノ) 右)ペットハウス(KOIYA)