本展では、2017年の受賞デザイン計1,403件のうち、私たちの日常生活に自然に組み込まれている、「食べ物」や「食べる」という行為に関連する36のグッドデザインをご紹介します。
近年のグッドデザイン賞では、国内外のさまざまな社会課題への意識が根底にあるデザインが増えています。本展でご紹介する受賞デザインも、単なるパッケージデザインやグラフィックデザインの領域を超えて、技術革新、高齢化、地方創生、防災等様々な課題と向き合う取り組みがほとんどです。
そもそも「食べる」こと自体も、生命や健康の維持という生理的な意義から、精神的意義、人間関係の構築やアイデンティティの基底をなすなどの社会的な意義までを内包する、人間にとって重要な要素です。
これらの受賞デザインは、それぞれのデザインの主体が直面する社会的課題に向き合うと同時に、デザインの受け手となる人やその生活にも働きかけ、「食」の意義を再認識させてくれます。
日常を豊かにしてくれると同時に、私たちの生活と大きな何かが繋がっているのだ、という気づきやひらめきをくれる。これも、デザインの持つ「社会の課題を解決しうる力」の一つではないでしょうか。
「丸の内農園」ジャパンハーヴェストステージ
GOOD DESIGN Marunouhi 「食のグッドデザイン」スペシャルトーク
日 時:11月5日(日) 11:00 - 12:15
会 場:明治安田生命ビル 1F MY PLAZA アトリウム(特設ステージ)
入 場:無料/予約不要。試飲サービスを予定。
トーク&プレゼンテーション(2017年度グッドデザイン賞受賞):
・にんじん [こいくれない] NKアグリ株式会社 代表取締役社長 三原 洋一氏
・オーガニック日本茶・抹茶パウダー [Nodoka] Suil Hong 氏
・飛騨おっぱらコーン [とうもろこしのパッケージ]/地元ごはんプロジェクト [新聞] デザイナー 小島梢氏