開催期間・時間は変更の可能性があります
*Period/ Open time will be subject to change.
椅子は身近なところで私達の生活を支えています。
それは社会的に困難な状況にあっても変わらないことです。
展示会場には、多摩美術大学の学生 24 名が丹精を込めて製作した木の椅子が 24 脚並びます。
あらゆる物事がめまぐるしく変わりゆく世の中だからこそ、変わらない木の椅子とその香りをじっくりとお楽しみください。
多摩美術大学環境デザイン学科3年インテリア専攻
椅子のデザインへの取り組みは、歴史上さまざまな試みが行われています。その椅子が生まれた時代の感受性と技術が合致した、“名作”と呼ばれる椅子もたくさんあります。「座る」という行為をサポートする道具としての一面で捉えれば、椅子は既に完成されているのかもしれません。では、なぜ今も新しい椅子がつくられ続けているのか? これは自身への問いかけでもありますが、そこにこそ、今、椅子をデザインする重要な意味があると思っています。
24脚の木の椅子は、今を生きる学生達が自らデザインして制作まで行ったものです。この椅子群には、彼らが描く生活像や時代感覚が否応なく滲み出しています。そうした同時代性こそが、先の問いのひとつの答えなのかもしれません。
今年も、ケベック木材製品輸出振興会(QWEB)のご支援に感謝いたします。そして、制作をサポートいただいた工房の先生方にも御礼を申し上げます。
多摩美術大学 環境デザイン学科 非常勤講師 藤森泰司
主 催:多摩美術大学環境デザイン学科
協 賛:ケベック木材製品輸出振興会(QWEB)
指 導:藤森泰司、米谷ひろし
会 場:GOOD DESIGN Marunouchi